英国Star hydraulics 社のサーボバルブは、欧州を始め北米など広く使われています。
その中でいくつか世界での納入事例を紹介します。
英国ノース・ヨークシャー州にあるDrax火力発電所は、西ヨーロッパでも最大級の火力発電所であり、6つのタービンから4,000MWもの電力を発電しています。
この発電所では英国の電力供給量の9%を賄っています。
もともとは地元ヨークシャーなど国内炭田の豊富な石炭を燃料に利用していましたが、現在では米国から輸入された、より環境に優しい木材ペレットを使用したバイオマス発電へ徐々に変更されています。
Drax火力発電所では蒸気発生器をメンテナンスに伴い製造中止したPegasus製バルブの入手問題に直面していました。
検討の結果、それらのバルブはすべてSTAR社のサーボバルブ456-0011 に徐々に変更されています。
STAR社のサーボバルブはCastrol社製Anvol PE46 HR難燃性作動油と合わせて過酷な環境下にあって3年以上経っても故障を引き起こしておりません。
STAR社のポーランド代理店であるRDLhydraulicsは、ポーランドを代表し伝統ある鉄道建設会社のPomorskie Przedsiębiorstwo Mechaniczno-Torowe社と大規模な契約を結びました。
この契約は保線機械(マルチプルタイタンパー)のユニットに使用されていたMOOG製サーボバルブをSTAR社のサーボバルブに置き換え供給しています。
またこの事案に先立ち、STAR社とインド代理店であるServo Controlsは、インドのファリーダーバードに製造工場を持つオーストラリアに本社がある鉄道工事会社の保線機械向けに650シリーズのバルブを供給しています。
これらは良好なサービスと協力が成功の鍵でした。
バイブレータ震源車は、人工的に振動を与えて石油探鉱する技術で、この技術を代表する会社がモスクワにあるGeosvip社です。
Geosvipは-50℃の北極圏から高温多湿なインドネシアなど、極端な環境条件のもとで使用するための機械装置を製造しています。
STAR社の590-1100サーボバルブは14~30トンの最大出力でも高応答特性を持ち合わせ、過酷な環境条件での連続作業を続けられるとして選ばれました。